理科 / 火山

理科-4択問題-火山-標準

中学1年『火山』の標準レベルを対象とした四択問題(配布・採点可能)

問題1

地下で高温により部分的に溶けた岩石を何と呼ぶか、最も適切なものを選びなさい。

  1. 地中で高温により部分的に溶けた岩石(マグマ)
  2. 地表に流出して冷えた溶けた岩石(溶岩)
  3. 噴出して直径2mm未満の細かい粒子(火山灰)
  4. 噴出して直径64mm以上の大きな塊(火山弾)
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正解:1番(地中で高温により部分的に溶けた岩石(マグマ)) 解答の補足:地下で高温で部分的に溶けた岩石を「マグマ」と呼び、これが地表に出たものを「溶岩」と呼びます。

問題2

SiO2(二酸化ケイ素)含有量が多いマグマの特徴と、それが噴火の様子に与える影響として正しいものを選びなさい。

  1. SiO2含有量が多いほど粘性は低くなり、流動的で穏やかな噴火になりやすい。
  2. SiO2含有量が多いほど粘性は高くなり、ガスが閉じ込められて爆発的な噴火になりやすい。
  3. SiO2含有量は粘性に影響せず、噴火様式は主に噴火場の気象条件で決まる。
  4. SiO2含有量が多いほど温度が上がり、低粘性で火山弾が多く出る噴火になる。
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正解:2番(SiO2含有量が多いほど粘性は高くなり、ガスが閉じ込められて爆発的な噴火になりやすい。) 解答の補足:SiO2含有量が多いとマグマの粘性が高くなり、ガスが抜けにくくなるため圧力が高まり、爆発的噴火を起こしやすくなります。

問題3

火山噴出物を粒径の小さい順に並べ、各境界値を示したものとして正しいものを選びなさい(単位はmm)。

  1. 火山灰(直径2mm未満) → 火山れき(2mm以上〜64mm未満) → 火山弾(64mm以上)
  2. 火山灰(直径0.2mm未満) → 火山れき(0.2mm以上〜6.4mm未満) → 火山弾(6.4mm以上)
  3. 火山灰(直径2mm未満) → 火山れき(2mm以上〜20mm未満) → 火山弾(20mm以上)
  4. 火山灰(直径4mm未満) → 火山れき(4mm以上〜64mm未満) → 火山弾(64mm以上)
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正解:1番(火山灰(直径2mm未満) → 火山れき(2mm以上〜64mm未満) → 火山弾(64mm以上)) 解答の補足:火山噴出物の粒径分類では、火山灰は2mm未満、火山れき(Lapilli)は2〜64mm、火山弾は64mm以上と定義されます。

問題4

粘性の低い玄武岩質の溶岩が広く流れてでき、緩やかな斜面をもつ火山を何と呼ぶか選びなさい。

  1. シールド火山:粘性の低い溶岩が広く流れてできる緩やかな斜面の火山
  2. 成層火山:粘性の低い溶岩だけが繰り返し積み重なってできる急な斜面の火山
  3. 溶岩ドーム:流動性の高い溶岩が山体を遠くまで覆ってできる平たい火山
  4. カルデラ:火山の溶岩が流れ出してできる円錐形の火山
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正解:1番(シールド火山:粘性の低い溶岩が広く流れてできる緩やかな斜面の火山) 解答の補足:玄武岩質など粘性の低い溶岩が広く流れると、ゆるやかな傾斜のシールド火山が形成されます。ほかの選択肢は名称と説明が対応していません。

問題5

火砕流とは何か、定義と代表的な危険性2点を含む正しい説明を選びなさい。

  1. 火砕流は高温の火山ガスと細かい火山灰・岩片が高速で斜面を流れ下る現象で、焼失・窒息を引き起こし速やかな避難が困難になる危険がある。
  2. 火砕流は降下する火山灰が大気に長く漂う現象で、呼吸器被害と航空機の故障を主な危険とする。
  3. 火砕流は溶岩流が水と混じって生じる泥流で、流路に堆積して長期的に農地を肥沃にする危険がある。
  4. 火砕流は火山ガスだけがゆっくりと広がる現象で、作物の枯死と酸性雨を主な危険とする。
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正解:1番(火砕流は高温の火山ガスと細かい火山灰・岩片が高速で斜面を流れ下る現象で、焼失・窒息を引き起こし速やかな避難が困難になる危険がある。) 解答の補足:火砕流は非常に高温かつ高速で移動するため焼失・埋没や熱による致命傷、そして有毒ガスや微粒子による窒息・呼吸障害の危険が大きいです。

問題6

軽石(軽石岩)が水に浮く主な理由として正しいものを選びなさい。

  1. 軽石は噴火時にガスが多く含まれて発泡した多数の気泡を持ち、全体の平均密度が水より小さいため浮く。
  2. 軽石は多孔質だが水をすぐに吸って重くなるため長時間浮かない。
  3. 軽石の化学組成が水より軽い元素でできているため浮く。
  4. 軽石は表面張力で水面に貼りつくため浮いて見えるが実際は沈む。
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正解:1番(軽石は噴火時にガスが多く含まれて発泡した多数の気泡を持ち、全体の平均密度が水より小さいため浮く。) 解答の補足:軽石は発泡による多数の気泡を含み、岩石全体の平均密度が水より小さいため水に浮きます。吸水して沈む場合もありますが、浮く理由は気泡による低密度です。

問題7

柱状節理がよく見られる岩石の種類と、その形成の仕組みとして正しいものを選びなさい。

  1. 主に玄武岩で見られ、溶岩が冷えて均等に収縮し割れ目(節理)が規則的に入ることで柱状の割れ目ができる。
  2. 主に堆積岩で見られ、堆積時の層理が風化で柱状に分かれてできる。
  3. 主に安山岩で見られ、浸食により砂が残って柱状に見える。
  4. 主に流紋岩で見られ、火山ガスの泡が空洞を作り柱状になる。
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正解:1番(主に玄武岩で見られ、溶岩が冷えて均等に収縮し割れ目(節理)が規則的に入ることで柱状の割れ目ができる。) 解答の補足:柱状節理は玄武岩質溶岩が冷却・収縮する際に規則的な割れ目が入って柱状になる現象で、代表的な例が玄武岩の断面です。

問題8

世界の火山が多く分布している代表的な場所を2か所挙げ、その理由として正しい組合せを選びなさい。

  1. 沈み込み帯(環太平洋火山帯)と海嶺(中央海嶺):プレートの収束・発散に伴うマグマ生成が集中するため。
  2. 大陸内部の安定陸塊と平原部:地殻が厚く安定しているため火山活動が活発になる。
  3. トランスフォーム断層(横ずれ断層)と大河の下流域:水の流れが地熱を高めるため火山が多い。
  4. 内陸盆地と氷床の下:氷の圧力で地殻が割れやすくなるため火山が多い。
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正解:1番(沈み込み帯(環太平洋火山帯)と海嶺(中央海嶺):プレートの収束・発散に伴うマグマ生成が集中するため。) 解答の補足:火山はプレート境界に多く、特に沈み込み帯ではマントルの溶融で火山が多発し、海嶺ではプレートの発散でマグマが上昇します。他の選択肢は誤った理由です。

問題9

噴火の予知や予測で代表的に観測される3項目とその観測器具・方法を、それぞれ1語で示した組合せとして正しいものを選びなさい。

  1. 地震の増加 — 地震計、地表の変形(膨張) — GPS、火山ガスの増加(SO2など) — ガス測定器
  2. 地震の増加 — 温度計、地表の変形(膨張) — 望遠鏡、火山ガスの増加(SO2など) — 風速計
  3. 地震の増加 — ルーペ、地表の変形(膨張) — 顕微鏡、火山ガスの増加(SO2など) — pH試験紙
  4. 地震の増加 — はかり、地表の変形(膨張) — 温度計、火山ガスの増加(SO2など) — 聴診器
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正解:1番(地震の増加 — 地震計、地表の変形(膨張) — GPS、火山ガスの増加(SO2など) — ガス測定器) 解答の補足:噴火予知では地震活動(地震計)、地表の変形(GPSや傾斜計)、火山ガスの変化(ガス測定器やスペクトロメトリー)が主要観測項目です。他の選択肢の機器は不適切です。

問題10

火山泥流(ラハール)が発生する典型的な過程と、それが生活圏に大きな被害を与える理由2点として正しいものを選びなさい。

  1. 火山灰や砕屑物に豪雨や融雪が加わって水と混ざり流動化し発生し、高密度で高速に流れて家屋を破壊し河川をせき止めて二次災害を引き起こす。
  2. 火山泥流は乾いた火山灰が風で運ばれて堆積する現象で、主に航空交通に被害を与える。
  3. 火山泥流は溶岩流が海に到達して発生する潮流で、沿岸の漁業にのみ影響する。
  4. 火山泥流は火山ガスだけが低温でゆっくり流れる現象で、人的被害はほとんどない。
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正解:1番(火山灰や砕屑物に豪雨や融雪が加わって水と混ざり流動化し発生し、高密度で高速に流れて家屋を破壊し河川をせき止めて二次災害を引き起こす。) 解答の補足:ラハールは水と火山堆積物の混合流で、重く速く流れるため建物や道路を破壊し堰き止めや洪水など二次災害を引き起こしやすく、生活圏に大きな被害を与えます。