数学 / 空間図形・表面積

12, 正四角すいの切断と表面積|高難度問題

正四角すいを平行切断したときの側面積と体積を考える高難度問題です。

問題12 正四角すいの切断と表面積

1. 問題

底面が一辺12 cmの正方形、高さ8 cm、側面の高さ10 cmの正四角すいS-ABCDがある。頂点Sから底面の中心Oへ下ろした垂線SO上の点Pを通り、底面に平行な平面で切る。$OP=x$ cm($0\le x\le8$)とする。底面側にできる台形状の立体の側面積を $L(x)$ とする。

(1) $L(x)$ をxの式で表しなさい。

(2) $L(x)=180$ となるxを求めなさい。

(3) (2)のとき、底面側にできる立体の体積を求めなさい。

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2. ヒント

頂点側の小正四角すいと元の正四角すいは相似である。元の側面積を先に求める。

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3. 解答

(1) $\displaystyle L(x)=240-\frac{15}{4}(8-x)^2$

(2) $x=4$ cm

(3) 336 cm³

4. 詳細解説

元の正四角すいの側面は、底辺12 cm、高さ10 cmの合同な三角形4枚である。したがって側面積は $4\times\frac12\times12\times10=240$ cm²。

頂点側の小正四角すいの相似比は $(8-x):8$ である。面積比はその2乗だから、小正四角すいの側面積は $240\left(\frac{8-x}{8}\right)^2=\frac{15}{4}(8-x)^2$。よって台形状の立体の側面積は、元の側面積からこれを引いた式となる。

$L(x)=180$より、$\frac{15}{4}(8-x)^2=60$。$(8-x)^2=16$かつ$0\le x\le8$なので、$x=4$。元の体積は384 cm³であり、頂点側の小正四角すいは相似比1/2、したがって体積比1/8である。小正四角すいの体積は48 cm³だから、底面側の体積は$384-48=336$ cm³となる。

5. 別解

(2)では、切り取られる小正四角すいの側面積が$240-180=60$ cm²である。元の側面積との比が1:4であるから、相似比は1:2、すなわち小正四角すいの高さは4 cmと分かる。

6. この問題のポイント

相似比を使うと、表面積も関数として扱える。長さ・面積・体積では相似比の指数が異なることを意識する。

## References 本問はオリジナル作成問題であり、外部資料は使用していない。